フィンランド語でペルヘは「家族」。文字通り、家族で作った庭です。大事なベースとなるところは、プロの職人に頼みましたが、それ以外は数年にわたり家族皆で徐々に作り上げています。
資金的な部分から大半がリサイクル材を、部分的にはこの土地に埋まっていた廃材も利用して作りました。設計当初とは全く違う形になりましたが、家族との思い出が詰まった大のお気に入りです。
私は、お手伝いをさせていただくお客様にも、可能であれば同様の喜びを感じていただきたいと考えています。
自分で作ることは、庭への愛着につながり、庭を大切に使い続けられるきっかけになります。
以前お客様に「白石さん、お庭は白石さんに作ってもらったけどそこからは、子供を育てていくのと同じだと解ったよ。手を入れれば入れる程良くなり手を抜けば、抜いた分戻ってくる。だから楽しい」この言葉がまさにそれでした。
庭に接する時間や手を掛けられる形はそれぞれですが、「あって良かった」、「無いとさびしい」と感じていただけるような物にしたいものです。