設計提案例 - 建物・敷地特徴から生まれた外構デザイン

デザインコンセプト

名称:札幌市手稲区-F様邸エクステリア工事(和風モダン/オープン)

建物・敷地特徴から生まれた外構デザイン

こちらF様の住宅は落雪タイプの切り妻屋根の木製の外壁で、和モダンのナチュラル系の建物です。考慮する点は冬場の落雪に配慮し駐車スペースの配置また、道路と建物までの高低差があることから、そこをどのようの処理するかということがポイントでした。これらのことから、天然素材の住宅イメージを活し、植栽と枕木・軟石・割栗石・レンガを使用し機能的に曲線を取り入れ、優しい雰囲気を意識しまとめました。あくまでも、使い勝手を考慮した配置によってデザインした機能美が特徴の外構となりました。

使い勝手を考慮したゾーニングとデザイン

使い勝手を考慮したゾーニングとデザイン

こちらのデザインは見た目の配置よりあくまでも冬場の屋根からの落雪を考慮した駐車場の配置・雪の堆積場所や道路とリビングから双方からの視線配慮と植栽を使用した演出するスペースなど機能性に重点を置いたゾーニングでうまくコーディネートしました。むしろ、建物や敷地の癖が良い意味で特徴的に活かせたといえます。

建物の活かす素材と管理

建物の活かす素材と管理

F様の住宅は外壁が木材の和モダンの雰囲気でしたので、できるだけ自然素材にこだわりました。基本、植栽を多用してナチュラルなイメージにしようと一番目を引く道路と住宅の高低差の部分は管理も比較的楽なハーブマットを敷くことで、曲面の法面(斜面)のグリーンな演出と法面保護にも効果的です。またハーブマットの下には水処理を考慮した割栗石を配置することでデザイン的はアクセントにもなっております。また、玄関までのアプローチは地場産レンガを柔らか味のあるレンガで演出し、リビング前はシンボルツリーのアオダモを配置その下にはアジサイ系シモツケ・ユキヤナギなど配置しました。その手前は札幌軟石を敷き和モダンの演出となっています。また、既存のスチール物置の側面に木板材を取り付けることで、建物との調和を図っています。

対応力と力加減の大切さ

対応力と力加減の大切さ

裏庭に関してですが、当初裏にもいろいろ計画していましたが最終的に家庭菜園と物干しスペースに防草シートにビリ砕石でまとめました。これは実用的部分だけであえて他人に見せたくない部分を集約しました。また、ファサード側は管理など必要としますのでどこまで力を入れ続けられるかを知ることの大切です。その力加減を知ることで将来必要となる部分が出てきた際対応できる予備スペースとしての役割にもなります。特に植栽が多い庭はそこに注意しないと失敗したと感じる要因になります。

はじめて伺ったのが雪の残る春だったのですがその状況で見れたことで冬場を含めた機能性・イメージ・予算を考慮出来て良かったです。Fさん家族としっかりお話しながら提案していきましたが、ほとんど受け入れて頂き、配置やデザイン含め無駄のない形で、一番いい形にまとまったので、本当に良かったです。遊びに来たお友達にも評判がよく、「喫茶店」のようだといわれたり、満足していただいてるようで大変うれしく思いまうす。

提案図面

札幌市手稲区-F様邸エクステリア工事の提案図面1

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